2009年度取材

吉本 一穗 教授 [博士(工学)]
吉本研究室(創造理工学部 経営システム工学科)
所在地:西早稲田キャンパス51号館
http://www.yoshi.mgmt.waseda.ac.jp/

7月 - つらいけど楽しいんです!?
(年間予定表より)

 吉本ゼミの特色は、2~3週間の「工場実習」と、海外の工場に行くことも多い「企業プロジェクト」。どちらも、その工場が実際に抱える問題点をチームで分析し、改善方法の提案をまとめあげるという実践的な研究活動なのです。特に「企業プロジェクト」は、実際に企業から「これを改善してほしい」と依頼が来たもの。当然、具体的な結果を出すことが求められます。これは相当勉強を重ねていないと無理ですよね・・・。「企業プロジェクトには、1年生から参加できますよ」。え?入学したばかりで?

 「5人のチームなので、1年生でも一人分の働きが必要で不安でしたが、上級生のおかげで頑張れました。早い時期にプロジェクトに参加したことで、その後漠然と勉強するのではなく、何をどう学ぶかという姿勢が作れたと思います」
(4年・三好 加奈子さん)。

「海外の工場でのプロジェクトは、言葉も環境も違う上に、下級生のサポートもあってキツイです。でも本当に充実感を得られるので、『つらいけど楽しい』んです」
(修士1年・佐藤 真さん)。
修士1年・佐藤 真さん

インドネシアのワイシャツ工場にて、人・時間当りの生産性向上に取り組みました。2009年度、タイ、カナダ、アメリカの企業でも。
プロジェクト終了後の観光も楽しみ!

先生の面倒見の良さは随一!いつも学生のそばにいてくれます

 よほど優秀でないと務まらないのでは、という印象を受けた人もいるかもしれませんが、吉本ゼミのゼミ生も、最初はみんな「この間まで高校生だった」普通の学生。先生や先輩に力を貸してもらって成長していくのです。吉本先生は「普通は教員は奥の部屋を使うんだけど、私は引っ込まないように研究室のレイアウトを変えました」。ゼミ生と接する時間をなるべく長くしているため、指導やアドバイスが最適のタイミングで行われます。

 「経営システム工学科の中でも、人気の高いゼミなんですよ。最終的にこのゼミに決めた決定打はゼミの雰囲気が良いことでした。今では、家族以上の結びつきが生まれています」(修士1年・貝原 祥之さん)。

 毎年先生が鮭を買ってきて、自ら筋子からイクラを作ってふるまってくれる「鮭パーティ」、お正月に先生の自宅で開かれる「バー吉本」など、OBを含めたゼミ生同士の交流の場も多く設けられています。楽しく過ごしつつ先輩の話が聞ける、相談できる。その絆をベースに、実習で力をつけていく。それが吉本ゼミなんですね。

2週間に1度は畑に行くという吉本先生。研究室のテーブルには、先生の畑で収穫された柿が! 「先日は、ジャガイモ掘りを手伝いに行きました(笑)」
(修士1年・貝原 祥之さん)。

奥の部屋では、院生のみなさんがパソコンに向かっている。


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