2010年度取材

出身県ごとに分かれて同郷の学生が集う、稲門会。
早稲田大学には全国から学生が集まるため、
たくさんの稲門会が存在する。
その中でも特に活発な活動実績を誇るのが宮崎稲門会。

東京から、早稲田から、宮崎を変えていきたい

早稲田OBでもある東国原英夫さんが知事に就任して以来、さまざまな注目を集める宮崎。現役の早大生の中にも、故郷である宮崎を良くしたい、そういう想いを持って動いている人たちがいます。  宮崎稲門会の初代幹事長、つまりこのサークルを一から作った、田島慶士さんにお話を聞きました。

「僕らは宮崎県出身者として集まると同時に、『早稲田をキーワードに多種多様な人間と関わる』ということを行動理念に置いています。宮崎で活躍している早稲田のOBと独自のパイプを作って取材を行ったり、宮崎のフォーラムに顔を出して論文を発表したりだとか。最近では、宮崎の教育を改善することで県全体の未来を底上げしたいという趣旨の論文を提出しました。このままでは優秀な人間はどんどん東京に流れてしまう、それを防ぐために東大や一橋大の学生ともタッグを組んで、宮崎をより良くしようと奮闘しています。宮崎におけるシンクタンクのようなものも充実させていきたいですね」
 同郷の者でたまに集まって遊んだり旅行したりという稲門会も多い中、宮崎稲門会はかなり活発な活動をしているよう。今後についても「学内に閉じこもらずに、常に目的を持って外に飛び出していきたいですね。稲門会は横だけではなく縦の繋がりも作る組織なので、自分で人脈を築いてどんどん働きかけていくことができます。早大生ということだけでOBは仲良くしてくれますし。宮崎県知事に会いに行ったこともあるんですよ」とかなり積極的な展望を描いています。

幹事長・田島 慶士さん 新学生会館にて会議中。幹部に企画書を提出し、インタビューやフォーラムに向けて動きだす。

離れていても感じる、故郷のこころ

活動の内容を聞いていると“お堅い人たち”というイメージが出てきそうですが、そんなことはなく、普通のサークルとほとんど変わりません。それどころか、同郷人だからこそ生み出される雰囲気もあるそうです。

日本全国の地域料理を楽しむ食事会に参加し、宮崎料理を振舞ったことも。

「活発な人間が多いんですが、サークルの雰囲気はまったりしてますね。やっぱり県民性というものがあるんだと思います。他県の稲門会と交流する機会がよくありますが、それぞれの県単位で集まってみると、自分の県の県民性とかがはっきりと際立ってて面白いですね。一言で言ってしまえば宮崎は“あったかぽかぽか”って感じです(笑)。学校やクラスの数が少ないせいか子どものころからみんな同じ環境で育つので、お互いに対してすごく温かいんです。そのうえ気候も暖かいし、老後はぜひ宮崎で(笑)!」


地域についてまじめに熱く考えながら、でも県民らしい(?)あったかさでつながっている宮崎稲門会。宮崎出身の方もそうでない方も、早稲田で同郷の仲間を作ってみませんか?


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