2011年度取材

オールカラーで毎号一万部の発行部数を誇る
フリーペーパー『MAG!』を発行し、
学内だけでなく学外へも情報を発信している出版サークル。
Web上での活動にも力を入れています。

読者に楽しんでもらえるフリーペーパー

早稲田大学には、フリーペーパーを製作する出版系サークルがたくさんあります。その中でも、所沢キャンパスの学生たちが集まって“読者に楽しんでもらいたい”という想いでフリーペーパーを作っているマグネットプレス。『R25』のような雑誌を学生にも提供したいという考えから始まった『学生を応援するフリーマガジン MAG![マグ!]』はどのように作られているのでしょうか。幹事長の土屋順紀さんにお話を聞いてきました。
 「『MAG!』は、1月、5月、9月の年3回発行、2010年は早稲田祭のときに増刊号を出させていただいたので、昨年は4号発行しています。サークル全体としては、7つの班に分かれて活動しています。企画の編集や校正を担当する企画ライター班、デザイン班、営業班、会計や新歓を担当する総務班、外部対応や流通を担当する渉外班、ホームページの管理を担当するWeb班というふうになっています」。制作・営業・流通・Web管理。フリーペーパー制作というと、取材して記事を書くということがまず思い浮かびますが、製作物を形にし、流通させるという全工程を分担して行うのです。そして、読者におもしろい、役に立ったと思ってもらえる記事はどうやって作られるのでしょうか。

会議の様子。和やかな雰囲気のなか、サークル員が意見を交わし、より面白いフリーペーパーの製作を目指します。 (右から)昨年の9月、今年の1月、そして5月に発行された『MAG!』。インパクトのある表紙が、学生たちを引き寄せます。

「フリーペーパーを作る際は、まず会議で、日常生活で抱いている疑問を挙げていき、その中からいくつか選んで、その企画内容の研究分野に該当する教授に取材させていただいて記事を書いています。それから特集として、毎回有名人にインタビューをさせてもらっています。学生へのメッセージという枠でお話していただくのですが、所ジョージさんが4時間も話してくださったときはとてもおもしろかったですね。あとは丸山弁護士やメッツの五十嵐選手などにもインタビューさせていただいたことがあります」
 企画次第で、各界の第一人者に直接会って話を聞くことができる! そしてそれを読者に広く伝えることができる! 出版サークルの醍醐味ですね。


フリーマガジン『MAG!』の設置場所は、早稲田大学内だけではなく、都内の70以上の大学、さらには神奈川、埼玉、千葉の大学にまで広がっています。これは、大学構内設置をしている学生制作のメディアとしては、首都圏最多の提携数なのだそう。大学以外でも、高田馬場駅前の芳林堂書店などでも入手できるとのことです。そんな、多くの人に情報を届けようという信念を持つマグネットプレスは、インターネットを利用することで情報発信の可能性をさらに広げ続けています。
「Web版の『MAG!』には、本誌転載記事のほかにも、フリーペーパーとは違ったウェブ独自の記事も載せています。あとは、フリーペーパーだと一万部という制約があるので、電子書籍でどこでも誰でも読めるようにしたいという発想から、電子書籍も作ったりしています。アクセス数は一日1000ほどで、マピオンニュースさんやGoogleニュースさん、Yahoo!トピックさんにもリンクを貼っているので、ウェブの記事を定期的に発信しています。出版団体のなかだと、かなりウェブに重きを置いている団体だと思いますね」
 「これはみんなに伝えたい!」と思った情報を、さまざまな手段を使って多くの読者に届けようとする熱意。これがマグネットプレスの活動の基盤なのです。どんな情報が発信されているのか、まずはWebサイトをチェック!

宮崎駿監督ら著名人インタビューをはじめ、Webサイトも読み応え十分。iPadで読める電子書籍版のダウンロードについても載ってます。

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