2010年度取材

1936年から約70年間も活動が続いている、
学術サークル・外政学会。
大学の授業で学ぶだけではなく、
自分たちでもより深く学ぼうとする人たちがいます。

入会のきっかけは多種多様

国際政治学・経済学・社会学など、大学で学ぶ難しそうな学問。これを外政学会のメンバーは、授業以外にサークルでも勉強しています。中学生のころから国際関係に興味を持っていたという、幹事長の服部 一成さんにお話を伺いました。

幹事長・服部 一成さん

「昔、単純にお金持ちになりたいなーと思っていて(笑)、お金を集める金融の仕事をすれば、自分にもお金が集まってくるんじゃないかなと考えたんです。そこから金融に関する本を読み進めていくうちに、国際金融や政治にも興味が湧いてきて、こうして大学でも勉強を続けています。でも外政学会はメンバーの全員がもともと国際関係に興味を持っていたわけではなくて、大学の授業だけではなんとなく物足りないと感じた人や、ただ誘われて活動に参加してみたという人もいます。『なんとなく』から始まって次第に勉強にはまっていく人が多いですね」



そんな勉強好きの集まる外政学会は普段、メンバーが自発的に本や論文を読んで勉強を積み、その内容に関してそれぞれが発表し、みんなで議論するという勉強会をしています。主に勉強するのは国際関係についてですが、メンバーが興味を持っている学問であれば、経済学から哲学や心理学まで、何でも幅広く勉強会で取り上げているそうです。

取り上げる学術領域はとても幅広く、ホワイトボードにはさまざまな言葉が並びます。

「勉強会では他のメンバーの話を受動的に聞いているだけではいけないので、自分である程度の予備知識は持っておくようにしています。そのなかでどんどん本棚が窮屈になっていったり、自分の知らない分野に興味が湧いたりすると、自分がいろいろな知識や考えを吸収できているということを実感できて、嬉しくなります。ずっと勉強を続けるのは大変なときもあるんですけど、自分でしっかりと準備をして満足のいく発表ができたときは大きな喜びを感じますね。あと、自分の発表に関してメンバーと活発に議論しているときがすごく楽しいです。サークルで勉強したことが授業に出たときに、内容がすーっと頭に入ってきたり、テストが簡単に解けることもあるんですけど、発表したときの満足感と議論をする楽しさを感じるときに、やっぱり外政学会をやっていてよかったなと思いますね」
 好きなことだからどんどん身についていく、外政学会の活動は「学」習ではなく「楽」習ですね。


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